1.地域のマーケティング
「まち」の可能性は、そのロケーションや気候、そして天然資源などの条件によっては左右されない。むしろ、住民の意思や技術、エネルギー、価値観、そして組織によって決まる。
「まち」が成功するには、以下の基本的な課題を達成できなくてはならない
(1)外で何が起こっているかを読み取ること
(2)内外の関係者のニーズや要望、そして「まち」の選択基準にしているものを理解する
(3)「「まち」に何ができるか」という。現実的なビジョンを作る
(4)このビジョンを実現するための、活動計画を作る
(5)「まち」の内部のコンセンサスを得て、効果的な組織を作り上げる
(6)それぞれの段階で活動計画どおり進行しているかを評価する
P.コトラー、D.H.ハイダー、I.レイン(1993書籍)より
2.非営利組織のマーケティング戦略
マーケティングとは、組織目的を達成するために、標的とする市場との間で自発的な価値の交換をおこなうべく設計されたプログラム、とりわけ入念に定式化されたプログラムの分析、計画、実行および管理のことである。
そしてマーケティングを支えるのは、まず標的とする市場のニーズと欲望の視点から、組織の提供物を企画・設計すること、ついで適正・有効な価格づけをすること、さらに市場に向けて告知し、満足を与えるための有効なコミュニケーションと流通・分配を行うことである。
p.コトラー(1991年書籍)より
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